2016年06月28日の記事 (1/1)

【五島レポ15】子供のように痛みに泣く

五島レポ続きです。

ハーフから31.5km折り返しまで。


折り返しを回って帰ってきたら、
またハルさんが待っててくれました。

いつまで経っても上手に走っているところを見せられないな、と
思いながら、恥ずかしくてうつむいてしまう。


「一緒に表彰台乗るよ!」



かけられたその言葉に、ハッと目が覚める。


一昨年、昨年と、表彰台に上がるハルさんを、舞台下から見ていた。

今年は、私もあそこに上がれるかもしれない。
いや、上がろう。上がるんだ。


「うん!頑張る!」


うつむいていた顔を上げて、前に進みだした。



(距離、タイム、うち停止時間、WalkありはWalk)
22、7:44、なし
23、7:57、0:12
24、8:25、0:31、Walk
25、8:01、0:36
26、7:59、なし



折り返してほんとにすぐ、
見慣れたピンクのウェアが目に入った。ワンコさんだ!

うそ!?歩いてる!??ワンコさんが???

「どうしたの???」

顔をくしゃくしゃにして泣きながら、

「つぶれたぁあああ~~~」

信じられない。あのワンコさんでもそんなことになるなんて。

「無理しないで!」

声をかけて、手を挙げて後ろに見送った。
改めて、ロングの怖さを知る。



しばらくは緩い上り坂。
応援がとても多い住宅地が続く。

頑張って頑張ってと応援してくれる地元の皆さん。
さっき通った時のようには笑顔で答えられないけど、
せめて顔を向けて会釈だけはする。

この後ゴールまでこの応援は続くのだけど、
中には応援しながら涙してくれている人もいるのです。
涙混じりの「がんばって」、応えないわけにはいきません。




きつい登り坂も、1分間歩いた後は走りました。
走ってるって言えるかな?ってペースだったけど。

その坂を上がり切ったところで、
復活したワンコさんに抜かれます。

顔はまだ泣いていた。泣きながら走ってた。
強い、やっぱり強いよワンコさん!!

いつか貴女を抜かすまで、私頑張るね。




エイドで止まったら、まずバケツの前に腰をかがめて、
「頭からお願いします」と柄杓でかけてもらいます。

その後コップの水を2杯もらって1杯飲んで
1杯もう少し首にかけながら行きました。

氷のカップももらってウェアの背中とお腹に入れて。

でも、これがよくなかったと思います。
内臓を冷やしてしまった。


(距離、タイム、うち停止時間、WalkありはWalk)
27、9:14、0:48、Walk
28、7:47、なし
29、8:19、0:39、Walk
30、8:19、0:34、Walk
31、7:49、0:46



お腹、痛いなあ、、、

って最初に思ったのは25㎞くらいだったかな。
最初はちょっと張るなあって程度だったけど、
長く走れば腸も動くしここまで10時間以上トイレに行ってないし、と
そんなに気にならなくて。

次にトイレで待ち時間が無かったら行こうかな、くらいで。


でも、見えるトイレが全部使ってるんだよねえ(笑)


この時点ではまだ、何分もロスしてまで行こうと思える痛みじゃなかったし、
まあいいかって思ってたんだけど、


どんどん痛くなってきて・・・


お腹壊してる痛みじゃなくて、婦人系の痛み。
と言っても男性には分からないと思いますが、
下腹部、子宮の痛みです。


うううううううういいいいいいいいいたあああああいいいいいいいい


思わず声が出たのを覚えています。
ひくーく、小さな声ですけど。


一歩一歩が響くので、もう足を置いてくるようにしか走れない。



ここまで、なんの痛みもなかったのになあ。
スイムはもちろん、バイクだって腰の痛みも、太ももや膝の痛みも、
ランに入ったって足が痛くて走れないわけじゃない。

何の痛みもなく、ゴールするのは難しいなあ。
225㎞だもんね・・・。



生理痛のひどいやつ、って感じだったので、
別に経験のない痛みではないし、耐えられなくもない。
でも波があって、大きい時はもう涙が出そうに痛くて、

おなか、いたいよぉおうううう・・・・

ってまるで子供みたいに、半べそかきながら、歩いてました。


息子がどこか打って泣きながら痛いと訴えたら、
よしよし痛かったね、大丈夫大丈夫、ってぎゅってしてあげるけど、
もうそんな気分。
息子の写真眺めながら、おかあさんお腹いたいよぅ、、、って。
ここに息子がいたら、絶対ぎゅってしてくれるなあ、、、って。



ここまでもちろん飲んでなかった痛み止めを、
ポーチから出して飲みました。



最後の折り返しに到着。


水を頭からかぶって、コップ1杯の水を頂き、


折り返しのコーンを回ってから、エイドの皆さんに一礼。



ありがとうございました!
来年もまた来ます!

ありがとうございました!!!



深々を頭を下げて、
最後の10.5㎞を走りだしました。



続きます。


次がラストです。



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書きながらお腹が痛いですw
原因はちょっと分かんないですけど、まあ冷えでしょう。
また改めて課題分析します。

さあラストまで頑張って書きます。
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【五島レポ16】全部、全部吹っ飛んで、魂から「ただいま!」

五島レポ続きです。
ラン、31.5kmからゴールまで。


最後の折り返しを回り、最後の10.5㎞です。

あと、たった10㎞。たった10㎞です。
長かった、225㎞が終わる・・・。


(距離、タイム、うち停止時間、WalkありはWalk)
32、7:52、0:46
33、7:59、0:32
34、7:38、なし
35、8:42、0:23、walk
36、7:37、なし



痛み止めはすぐには効いてくれず、
まだ下腹部にズキっとくる痛みは続いています。

トイレにも行けたら行きたいけど、、、、

もし、出血してたら、嫌だなあ、、、って思ったら、
別に今いかなくても、ゴールしてからでいいか、と、
結局最後まで行きませんでした。




10何時間も身体を動かし続けると、
運動強度は低くても最後にはかなりの負担になるようです。

だからこそ、どんなに上級者になっても「無事に帰る」は難しい。
いや、上級者ほど、「無事に帰る」と「無理してでも速くゴールする」でせめぎ合う。

今回は、痛みは出たけど去年のように倒れ込んだり意識が遠のくようなことはなかった。
このままあと数キロ、進み続ければ無事に帰れる。

お母さんである限り、絶対に「無事に帰る」より優先するものがあってはいけない。
今年は無事に帰れる。笑って帰れる。
そう思うと嬉しくて、苦しくても笑顔が出ました。



もう辺りは暗くなってきています。
それでも沿道で応援してくれる地元の皆さん。

最後頑張って。
ゴールできるよ、よかったね。
頑張ったね。

そう温かい声をかけてくれて、涙が出そうでした。

また来年、絶対に来ます。
そう言って頭を下げて、進みました。




全てのエイドで、ありがとうございました、来年また来ます、
と頭を下げました。

ありがとう、お疲れ様、と言ってくれるから、
それにも全て応えて。

ここまで来たら、数秒のロスなんて関係ない。
私は最後10㎞のお礼は、これからも絶対に言いたいの。

どんなに速くなっても、
どんなに時間ギリギリの時も、

絶対に、ありがとう、また来年来ますと言って帰りたいのです。




(距離、タイム、うち停止時間、WalkありはWalk)
37、8:11、0:16、walk
38、8:45、なし、walk
39、8:02、0:23
40、7:51、なし


最後にきつい登りが二つきます。

ここは無理して走りませんでした。
その代り、大股で、大きく大きく。
だいたい8分ペースくらいでした。

もう今の身体の状態だと、登りは走ったってそれくらいになる。
それなら、歩いて落ち着いて、
最後の2㎞を頑張って走ろう。




すれ違う向こうには、もう選手はいません。
ハーフの関門で止められてしまったのでしょう。

前後の選手も少なくて、暗い中、見えても数人。

予定よりは遅くなったけど、13時間台前半ではゴールできる、
決して遅くないタイム。
それでも、走っているのは自分だけではないかと思えるほど心細くなります。

この心細さも、最後50mの華やかさと感動を演出する、
大事な時間なのだとさえ思えます。



41、7:08

暗くて狭い道。すぐ横で応援してくれるいつもの皆さん。

ああ、この子去年も応援してくれたな。
うちの息子よりちょっと小さいかな。
ずっと、がんばれって言ってくれたのかな。ありがとう、ありがとうね。

ふと、ガーミンを見る。
時計表示に切り替えた。
予定時刻の20時を過ぎている。

家で見ててくれるかな。心配してるだろうな。
ごめんね、また遅れちゃった。
でも今年は、楽しかったよ。凄く凄く楽しかった。

ゴールしたら、すぐ電話してそう言おう。
お母さんは苦しいことをしに来てるんじゃない、
心から楽しみに、ここに来てるんだって。

いつも心配させて、ごめんね。



大通りに出る。
応援してくれる人も一気に増える。

「がんばってー」
「最後だよ、がんばってー」

その声の中に、

「おめでとうー」

が混ざる。

そうだ、ゴールできるんだ、おめでとうなんだ。
嬉しい、嬉しい。

「ありがとうございました、ありがとうございました!」

出来る限り手を挙げて応えました。




42、6:55

あと1㎞!
もうゴールだ!


ああ、どうしよう、ゴール。

バンザイしてヤッター、って言える内容じゃ、ない。

いっぱい歩いた。
たくさん弱い心が出た。
情けなくてうつむいた。

頑張ってくるよって言ったのに、
たくさんの人に応援してもらったのに、

弱い自分に勝てなかった。
悔しい、凄く悔しい。


でも、最後はやっぱり、悔しいより、ゴールを喜びたい。

予定より遅くなって待っててくれる人達に、
ただいまって、帰って来たよ、って。

そうだ、ただいま、にしよう!

心から、ただいまって言おう!



あと500m、ゴールの明かりが見えた。

前後の選手との間合いをちらちら確認しながら、
できるだけ前後開くように。



あの角曲がれば、あと200m!

「おかーーーーーーーーーーーーーん!!!」

あ、呼んでくれてる!!
ハルさんもいる!

「おかえり!もうちょっと!」

「ゴールで待ってるよー!!」

ハルさんの声を背中に聞きながら、ゴールに向かう!



角を曲がって、レッドカーペットを踏んだ。

一気に視界に拡がる、明るい世界。

さっきまでの暗い風景から一変、
鮮やかな赤い色と光が目に飛び込んでくる。

瞬時に気分が高揚して、全部、全部吹っ飛んだ!
悔しい気持ちも、情けない気持ちも、全部吹っ飛んだ!

嬉しい!嬉しい!あたしゴールできて嬉しい!!!

375-2971645_tablet.jpg


左右から伸びる手にタッチしながらゲートに向かう。

おかーん!おかーーん!
おかんおめでとーーーー!!!

聞こえる、聞こえるよ!!

あたし帰ってきた!!!



ぐ、、、っと力を込めて、

20160628125544312.jpg


「ただいまーーーーーー!!!!!!」

20160628125614337.jpg


全っ身から、

魂から、

心からの、

「ただいま」。




そして、「悔しい!!!!」




ゴール後迎えてくれたみんなから、
エイジ入賞を伝えられた。
抜かれてないと思ったけど最後まで確信は持てなかったから
心からホッとした。


宿題は残ったけど、結果は残せた。

タイムの目標は達成できなくて悔しいけど、

また来年の糧にしよう。



ゴールの動画です。ハルさんが撮っててくれました。




ラン 5:19:19
区間順位360位、女子34位、エイジ7位

総合記録13:24:00
総合286位、女子18位、エイジ4位

W40エイジ3位入賞





荷物を受け取って携帯を出し、旦那に電話。

「おかーさーん!」

息子が出た。

「おかーさん、おめでとー!」

うん、ありがとう!ありがとうりょうくん!

「おかあさん、わらってたねー!」

うん、今年はね、笑ってゴールしたよ!
お母さんとってもとっても楽しかったの!
だからもう、心配しないで!
お母さんが五島に行くの心配しないで!

楽しいの!いっぱい楽しいから!

「うん、よかったねー!」


旦那にも報告。
入賞できたと伝えたら、喜んでくれた。

ありがとう、いつもありがとう。
父の日なのに、ごめんね、いなくて。
いつもありがとう。


電話を切って、

笑顔の写真を撮って、

速報記事を上げました。



みなさん、応援、ありがとうございました!!!!



感想、是非お聞かせください。
宜しくお願いします。


レポはもう数回続きます(^^)


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