しまなみレポ3)泣きながら坂を登り切った息子

8歳息子と行くしまなみ自転車旅行記、続きです。



冷たい水をがぶがぶ飲んで胃が気持ち悪くなってしまった息子。
全く元気がなくなってしまいました。

それでも、平坦な道はまだなんとか進めるので、
ゆっくりゆっくり、時速10㎞を切るようなスピードで無理せず進みます。
(ちなみにそれまで時速15㎞くらいで進んでいました)



しかし登り坂となるとそうはいきません。
どうしても力が入り胃をぎゅっとするので、相当息が苦しくなるはず。

ちなみに、私もそれが嫌なのでグルメライドとかはあまり好んで参加しないのです(笑)
アワイチ中に福良で海鮮丼なんぞ食べてしまった日にゃ、
その後の登りで出てきそうになりますw



ここの登りも3%1.2㎞。



登る前にどうするか聞きます。
押して上るか、ここで1時間休んでいくか。

まだまだ胃が気持ち悪い息子は、本音は休んでいきたそう。
でもただの道路で、横になれるような場所でもないのです。

ゆっくりゆっくり、途中で止まったって、押したっていいから、
頑張って進んでみようか、と言うと、
「うん、行く」、と頷いて進み始めました。


しかし登り始めからもうすぐに「うっ、うっ」と苦しそうな声が漏れています。



顔もうつむいて、必死に我慢してペダルを踏んでいる様子。



横に並んでみると、目に涙が浮かんでいます。



止まっていいよ、止まる?止まる?

嗚咽だけが返ってきます。止まろうともしません。

であれば、無理に止めることもない、と思って、応援することにしました。

「りょうくん、泣かない!
 ダメと思ったらダメになるよ。
 行けると思ったら行けるよ。」


「うん。」

鳴き声交じりに一言返事して、力強く登り始めました。



いける!もうちょっと!もうちょっと!


数10m声をかけ続け、ついに登り切ることができました。


坂を上り切った橋の入り口で止まった息子の目には大粒の涙。

「しんどかった><、」

うんうん、しんどかったねえ、よく頑張った!!



少しのお茶で喉を潤して、気持ちを落ち着かせます。


頑張った(;_;)


ヘルメット越しに頭をなでなでして、
よく頑張ったねって褒めました。



気持ちが落ち着いたのを確認して再スタート。
生口橋をゆっくりゆっくり進み始めます。



登り切ってもまだ苦しいのは苦しい。
うつむきがちに、言葉を発することもなく、淡々と進んでいました。



下ったところで休憩しようね!と前から後ろから励まし続け、
生口島側になんとか安全に下り切ることができました。


下ったところにすぐ地図が。
すかさず近寄ってこの先の道を確認する息子。



生口島はぐるっと半周以上するので結構距離があります。
思っていたより長かったことがショックだったのでしょう。

「疲れた・・・」

と座り込んでしまいました。



去年はこの生口島が1日目のゴールだったので
もう3㎞ほどで宿でした。
でも今年は1日目に50㎞進むプランなので、
まだ半分も来ていないのです。

去年の涼しくて体調のいい状態であれば難なくだったのでしょうが、
この暑さと内臓系のトラブルで、かなり弱気になっています。

「あと二つも橋あるんやんな・・・。不安しかないわ・・・。」

とにかく登りが苦しいイメージが焼き付いてしまった様子。
これではしんどい思い出になってしまうなあ。


時間はたっぷりあるから、少し休んでいこうね、と
声をかけて顔を見つめます。


「でも、休んでたらゴールできへん・・・。絶対ゴールするもん。」
「伯方島行きたいもん。」
「バスとか乗らへん。絶対行くって決めてるもん。そう決めてるもん。」


さすがに自転車返してバス乗ろうと提案する気はなかったのですがw
1年目にそう言っていたのでそう言われるかもしれないと思ったのでしょうか、
自分から決意を話してくれました。


よし、じゃあ、楽しいこと話しながら行こう!(^^)
そうや、りょうくんの好きなマイクラのパーツ探しながら行こうや~!

息子がここ最近はまっているiPadの創作系ゲーム、マインクラフト。
何百種類とあるブロックを積み上げて自分の町を一生懸命作っています。

しばらく車道ではなく歩道を走りながら、
あ、このブロックは黒曜石ブロックちゃう?
あれはオーク?
レッドストーンのブロック怖すぎやろ~wなんて3人で笑いながらゆっくり走りました。



いい気分転換になったようです。
少しずつ声のトーンも高くなってきて、回復しているのが分かりました。

そうそう、強い運動をしなければ胃の消化もちゃんと進むので
胃のトラブルは時間が解決してくれるのです。

思い出すなあ、初めてのウルトラマラソンのことwww
(序盤で固形物食べてしまって40㎞地点で胃痛で倒れ込んだが1時間歩いて復活)



ほどなくして、生口島の人気スポポット、ジェラートの店に着きました。



寄る予定にはしてなかったし、今の状態で食べる気もなかったのですが、
気分転換に止まりました。お手洗いだけ借りて出発です。
息子に笑顔が戻っています(*^-^*)


時間も4時を過ぎて、ずいぶん涼しく走りやすくなってきました。



気持ちいいね、これなら、いけそうだね、って
3人でニコニコしながら進みます。


途中で、去年1日目のゴールになった場所を通りすぎました。

「去年はここまでだったね。今年はもっと先まで行っちゃうよ!いける?」

「行ける行ける~!」




気持ちよく走っていた息子ですが、
ついに見えてきた次の橋に、ちょっと緊張したようでした。
言葉が急に少なくなったのです。



(また登り、、、またあの苦しいの来るなあ)

って、その表情が言ってるように見えました。



続きます。



ブログランキングに参加しております。
息子が苦しんでいた時間は1時間半くらい。
今思えば、先を急がず楽になるまで休ませてもよかったけど、
進んだことで息子の強さを見ることができました。
彼にとっても、いい経験になったようです。

続きも応援宜しくお願いします。
↓↓↓
にほんブログ村 自転車ブログへ
関連記事

コメント


管理者のみに表示