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大阪のオカンがトライアスロンするブログ

小学生のオカンがトライアスロンを楽しむ日々を書き連ねておりまする。

 

木更津トライアスロンの一日を審判視点で解説

では、木更津トライアスロンの一日を、
審判視点からレポートしていきます。

長文になりますが、ぜひお読みください(^^)
審判の人ってこんなことしてんだ!!
って発見がきっとあります。



朝3時半起床、4時ホテルロビーに合流して会場へ向かう。

木更津トライアスロンは、自衛隊駐屯地をお借りして開催するため前日の設営ができず、コース設営は当日早朝となります。
8時30分のレーススタートに間に合わせるために5時にはコース設営を開始する必要があるのです。

4時15分。駐車場に着きましたが、運の悪いことにとんでもないゲリラ豪雨に見舞われました(T_T)雨雲レーダーを見ても本当にそこだけ。なんでこんな意地悪をされてなくてはいけないのかと笑いました(笑)


全身ずぶ濡れになりながら会場到着。まずは朝食と各自で備品用意など。

写真ではわからないかもしれませんが、テントの外はものすごい土砂降りです(笑)



すぐにでも設営に動きたいところなのですが、この土砂降りでどうすることもできません。小雨になるまで待つ間、風も強くて体が芯まで冷えました(T_T)


5時20分ごろ、小雨になりましたので各自持ち場移動します。この時点でトランジションオープンまで1時間切っています!

トランジションに到着して愕然。
バイクスタート時点が完全に水没していました。



ここだけでなくトランジション内も水たまりが多数あり、ラック周辺が完全に水たまりになっている場所もありました。水を捌けるような構造ではなく(排水できる場所がない)、1時間程度では成すすべがありませんでした。
ご自分のトランジションエリアが水たまりで、不快に思われた方もいらしたと思います。対処できず申し訳ありませんでした。


急いでやるべきはスイムアップからトランジション入口への動線にマットを敷くこと。そして、カラーコーンでの選手動線作りです。
調整を重ねながら5:50(トランジションオープン20分前)には完了したものの、路面濡れと風によりマット固定が難しく、度々補修の必要がありました。

そして、トランジション内の掲示物の貼り付け。誘導スタッフ不足は掲示物にて補いますが、とにかく広いトランジション、1500人全員に見やすい掲示は困難です。動線は選手自身で事前に確認する事であるとご理解頂きたい。



6時10分、トランジションオープン。
早い時間からポツリポツリと選手が到着します。
トランジション担当の審判ほとんどで、選手誘導、ヘルメットチェック、バイクチェック(スタンドなどついていないか)、補給食チェック(コース内持ち込み禁止のため、貼り付けたジェルや補給食バッグなど全て外すようお願い)、質疑応答対応。

トランジション内でもやること多数です。バイクの向きのチェックと変更(逆向きにかけてる人の多いこと多いこと!!)、スペースを広く取っている方の調整などです。


ヘルメットチェックの列はそう長蛇になることなく、昨年と比べてとてもスムーズでした。
ヘルメットチェックがあると把握し、ちゃんとヘルメットを被って来る人が増えていたこと、時間に余裕を持ってきている人の割合が高かったことなど、ルールややることを把握している選手が増えているように感じました。

参加者の初心者率はそう変わっていないとのことなので、事前説明の方法(web説明会とテスト)や内容が効果的であったのだろうと思います。千葉県トライアスロン連合の皆様の、検討や試行錯誤の結果です。軽微な課題も課題のままにしない姿勢、本当に素晴らしいと思います。


トランジションで昨年多数見られた例が「クローズ後に物を取りたい、置きたい」と来た選手が続出したことです。もちろん、どうぞどうぞとはいきませんので、代替手段がない場合、審判が行動を監視しながらウェットスーツなどを取りに付き添うことになります。少ない人数で業務を行っている中、そのような選手が数人いるだけで計画通りに業務が遂行できなくなります。

今年はそのような事態を防ぐため、選手への事前の声かけをひっきりなしに行いました。8時半を超えたらトランジションエリアには一切入ることができないこと、スタートが遅いウェーブの選手であってもスタートの準備をしてトランジションエリアを出ないといけないこと、などです。
そんな、私たちが当たり前と思っていることも、トライアスロン初めての選手にとっては分かりません。実際私も8年前初めてのレースでは、履いてたランシューズを置きにいかせて頂いた立場なので(笑)


声かけや、事前の説明会のかいあってか、今年はそのような対応はほとんどありませんでした!

また、クローズ時間を過ぎても出ようとしない選手が多数いた昨年と違い、クローズ直後にはトランジションエリアに全く人がいなくなるという物凄い改善!
そして昨年10件ほどいた、遅刻して入れてくれとせがむ人も殆どいませんでした。

1年でこんなに変わるんだとびっくりしたほどです。
大会の事前説明がうまくいった事の他、選手同士で教えてあげる例が増えたことなどが考えられます。きっと先輩たちが新しいトライアスリートたちを誘導してあげているのですね(^^)



クローズの8時30分までひっきりなしに1000人以上の選手対応、誘導。
2時間以上、息つく暇はありませんでした。


終わってももちろん休む時間はありません。トランジションクローズの8時30分は、同時に、第一ウェブのスタート時間だからです(笑)ひー(笑)

トップ選手が約20分後に到着することに備え、スイムアップ動線マットの調整や、招待リレー選手のリレー引継ぎ準備、スタート後の審判の配置や動き方の確認などを行います。



8時50分ごろよりスイムアップしてきた選手をトランジション出口に誘導します。緑のマットのおかげで動線がわかりやすくコースミスは発生しませんでした。

トランジションの内部では、競技中の選手の誘導に追われます。最初のほうは慣れた選手が多いので何も問題は無いのですが、時間が経つにつれて初心者の選手が増え始め、指導することが多くなります。

ヘルメットをかぶらずバイクラックからバイクを降ろす人、トランジションの中で乗車をしようとする人、ウエットと一緒にアンクルバンドを外してしまいアンクルバンドがついてない方、ゼッケンが付いていない方、、、、。
トランジション内の動線がわからず審判に強く怒鳴る方もいます。



9時30分、競技運営と並行して、今度はスプリントの選手がセッティングにトランジションに到着します。専用の出口への誘導、バイクのチェック、質疑応答。スプリントの選手は特に初心者が多く、質疑応答対応も時間を要します。バイクもクロスバイク等OKのため、装備チェックとメカニック誘導・・・リレー担当の審判の方が担当していましたが、常に声を張り上げていらっしゃいました。


スプリントの方も準備遅れ選手は皆無。クローズの10時15分には完全に退出していました。改めて、大会の事前説明改善の効果は凄いなと感心したものです。



10時20分ごろからは、私もトランジション内に移動しトランジション内での誘導業務につきました。

朝5時からここまで休みなく業務に当たっている審判の表情に疲労が見えます。また、ここまで気温が低めで過ごしやすかった環境も徐々に変化、気温が上がって熱中症の危険性が高まってきました。
審判同士で声かけをしながら休憩を促します。




次の難しい業務のタイミングは、11時40分からの<トランジションオープン>です。
競技と並行して、早いウェーブでフィニッシュしている選手がバイクピックアップを行えるよう誘導します。
競技中の選手が最優先はもちろんなのですが、選手が交錯しないよう最大限の注意を払い声かけをし、通行をコントロールしながらも、バイクの取り違いや盗難行為が行われないよう確実にナンバーチェックを行ってから出す必要があります。

昨年はこのタイミングが大混乱になりました。原因は酷暑のため距離短縮となってタイムスケジュールが大幅にずれたこと。フィニッシュ後、暑い中長らく待っている選手もイライラが募り、まだまだ競技中の選手がたくさんいる中完全にコントロールすることがとても難しかったのです。

今年は、極力動線が交錯しないよう出入口を変える対策が行われました。
それでも、担当審判全員で認識を合わせてスムーズに行動しなければ大きな事故につながる危険性がありました。前日から、チーフや審判長とシミュレーションを行い、技術代表にも意見をお伺いし、検討を重ねました。

スムーズに競技進行がなされていたこともあり、ほぼ予定通りに11時42分にトランジションオープンすることができました。
まだ競技中であるためトランジション内での行動に注意いただくようお願いをしながら誘導。選手の皆さんも快く待機等に応じていただき、ナンバーチェックにも積極的にご協力いただいたことで大変スムーズに運用することができました。

昨年は、「危ない!」「待って!」と声を張り上げることがあったり、長い待ち行列の選手からの不満の声に悲しくなることもありましたが、今年は、「ありがとうございました!」「お世話になりました!」と笑顔で帰っていただける選手が多く、本当に嬉しかったです。
業務運用がうまくいったかどうかは自分の感覚でしか判断できないところもありますが、目に見えるフィードバックを感じられたことで、今年は本当にうまくいったと心から思うことができました。
それは昨年もトランジションの担当されていた他の審判の方も同じだったようで、「今年はすごいね!よかったね!うまくいったね!」と喜び合いました。

最後の選手がランスタートしたタイミングで、トランジション内の動線コントロールの必要が無くなりました。大きな混乱なく、事故なく進められて、心からほっとしました。



12時半頃。トランジションオープンから1時間ほど業務を行ったころ、スイム審判の皆さんがスイムの撤収作業を終えて応援に来てくださいました。
炎天下での業務が続き、ちょっとクラクラし始めていたところだったので、スイム審判の皆様が神様に見えました(笑)
一旦本部に戻り昼食休憩を取らせていただきました(^^)


30分ほど休憩のあとトランジションに戻りましたが、まだまだまだまだ残っているバイクを見てちょっとふらっとします(笑)

でも、出口チェックを交代対応して下さっていたスイム審判の皆さんが本当に明るくて優しくて、感動!選手に、「お疲れ様でした!」「どうだった?楽しかった?」「よかったね!気をつけて帰ってね!」と、ナンバーチェックをしながら笑顔で声かけをする姿に、本当に感動しました。この気持ちの余裕をもって選手対応しなくちゃなぁ、と気付かされました。
パワーをいただきました。今年も本当に来て良かったなぁと思った瞬間です。


あ、ここまで全く書いていませんでしたが、朝から帰るまでに30人以上の方に、「ブログ読んでいます」と声掛けをいただきました!業務中だったので長く会話をすることはかないませんでしたが、もちろん嬉しく思っていました。声をかけてくださった皆さんありがとうございました(^^)



バイクも少なくなってきたので、「他県からいらしている審判はどうぞ先に帰って下さい」とおっしゃって頂き、一通り忘れ物やゴミのチェックをしてから本部に帰還しました。
本部でミーティングがあった後、業務終了していた審判の皆様と写真を撮り、



一足お先に会場を後にさせて頂きました。


木更津駅まで送って頂き、高速バスに乗り込みます。渋滞で木更津から東京駅まで2時間かかりましたが、その間死んだように眠りました(笑)

東京駅に着く頃、頭痛と吐き気。そこまでアドレナリンが出ていたから気づかなかったのでしょうが、熱の篭った感じもあり睡眠時間も短かったことからちょっと体調がおかしくなります。

土産もそこそこに、すぐの新幹線に乗り込みます。気分が悪くて眠ることができなかったので、審判レポートの下書きをして大阪までの時間を過ごしました。

結局21時には帰宅することができ、息子と一緒にお風呂に入りお互いの土日を報告して、2秒で入眠(笑)一瞬たりとも夜中に目覚めることがありませんでした(笑)



と言うような、大変大変大変大変充実の1日を過ごすことができました!!
昨年課題と思われた色んなことが、策を講じられて改善されていたこと。そして昨年同じくトランジションの担当であった方達とうまく知恵を出しあって大きな業務改善をすることができたこと。とても達成感が感じられた1日でした。

千葉県トライアスロン連合の皆様、関東の審判の皆様、ほんとにほんとにお世話になりました。
非常に大きな気づき・学び・刺激をいただき、大変充実の二日間であったことを心から御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。



以上、2019年木更津トライアスロン大会審判目線のレポートでした。
長文にもかかわらず読んでくださった選手の方ありがとうございます。

審判業務について知ることで何かしらの発見があり、トライアスリートとしての行動に役立てていただければ幸いに存じます(^^)
審判業務はまだ数回でまだまだ初心者の域を出ない私ですが、業務改善系コンサルタントという職業を活かし、業務改善視点を持ち続け行動することで大会運営のお役に立てればと思っております。機会があればまたお手伝いさせて下さい。


以上、レポート、完!

選手として出ても、審判として出ても、レポート終えるまでが大会です(笑)
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* Category : 審判

* Comment : (2)

* by gen
昨年に続き今年も応援に行っていたのですがお会いできず残念!去年よりはマシだったとはいえ暑い中お疲れ様でした〜
早朝のゲリラ豪雨はホントになんで?でしたね
去年より更に暑さ対策がされてる気がしましたしスムーズに進行したのも運営の方たちの努力の賜物ですね

Re: 木更津トライアスロンの一日を審判視点で解説 * by るみ
genさん

応援の方が立ち入れない所にずっといますからね(^^;)

いやーほんととんでもない歓迎を受けました(笑)
まあ、レース中は快晴だったので良しです!

コメント









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昨年に続き今年も応援に行っていたのですがお会いできず残念!去年よりはマシだったとはいえ暑い中お疲れ様でした〜
早朝のゲリラ豪雨はホントになんで?でしたね
去年より更に暑さ対策がされてる気がしましたしスムーズに進行したのも運営の方たちの努力の賜物ですね
2019-08-27 * gen [ 編集 ]

Re: 木更津トライアスロンの一日を審判視点で解説
genさん

応援の方が立ち入れない所にずっといますからね(^^;)

いやーほんととんでもない歓迎を受けました(笑)
まあ、レース中は快晴だったので良しです!
2019-08-27 * るみ [ 編集 ]